8月4日
□メランコリック
バイト先は死体をさばく銭湯でしたーーーー。
簡潔に言うとこうなんですけど、全然有名どころが出てなくて、まぁさえない主人公が銭湯を使ったら、昔の同じクラスの子と出会い、恋しちゃって、そこの銭湯でバイト始めるっていう話だけど、そこは営業時間外に死体をさばく場所でした。っていう。先輩バイトは多分殺し屋、もう1人の年下の先輩バイトも殺し屋で、段々手伝うようになるんだけど、用はヤクザのシマでそこでやらかしたやつを殺してくんだけど、まぁそれを繰り返し繰り返しやり、ラストがマジで意味わかんないくらい平和でおわるんですよ。そこに着地?! 今までのは?! 伏線回収とかは?! そういうの無視した映画です。多分低予算映画で、ヒロインも素朴な感じ。マジでラストこれで終わり?! ってなるから。1時間半でこの壮大なものをまとめられる訳がないんだよな。
見た人感想くれよ!
マジで何回みんのってぐらい見てる映画。
りりこは引く手数多のトップモデル。でもその夢のような美しさは元のものは目ん玉とアソコぐらいであとは全部整形で作りあげたもの。りりこの外見は若かった頃の社長(桃井かおり)にそっくりで、要はりりこは若い頃の社長のレプリカント。あれなんですかね、過去の栄光をりりこに叶えてもらいたいみたいな気持ちなんですかね。
仕事を取るためには鬼枕上等! みたいな根性っぷり。
通う美容クリニックには違法なものを使って副作用がエグく、その施術で患者を美しくしてる模様。ちょこちょこ、りりこにもガタが来てそのたびに発狂して社長に電話する。その度に美容クリニックに連れて行って施術をする。
この美容クリニック院長(原田美枝子)がマジで鬼。副作用でアザだらけになり、金銭的に通院出来なくなった患者が乗り込んできても「何もせずに美しい状態を保てるわけがないじゃない。働けばいいんだから。」と言捨てるオールバック眼鏡白衣美人50代女性。
その院長に社長が「安定剤ね、これもーちょっと強いのない?」といったら「使い方わかりますね」(ここ2人のアドリブらしい)まぁこの美人50代女性はマジで悪いやつなんですけど
「美を追求しすぎてる」んでしょうねー。怖い。
まぁ色んな薬をのんで、仕事のストレスでもう精神状態もぐちゃぐちゃ。まぁこれが真っ赤なバスルームに青と赤のカプセルの薬をぶちまけながらハァハァ言うりりこが美しい! マジで現実にはありえない物と状況と人。
とにかく映像が綺麗です。原作ファンなので、「原作に色をつけてくれた!」と思って、蜷川実花監督には大感謝です。
記者会見シーンも原作とはちょっと改変(おおまかに意味はあってる)されてるけど、白の衣装に血の赤が映える映える!!
ラストの不敵な笑みもりりこっぽいなって思いました。
全身整形……したかったなぁ……。この映画見ると思っちゃいますね。だって綺麗なんだもん!
BGM:大森靖子/少女3号