さそ

文章を書くのが好きな女と30代の女がただただ書き連ねる練習広場

元彼が「前の彼女が忘れられない」と言っていたのが忘れられない

7歳年下の男性と付き合っていたことがある。向こうから告白してくれてそれで付き合ったのだけど、平然と『前の彼女が忘れられないんだよね』いう人だった。

待ち受け画面も前の彼女と行ったという思い出の場所をiPhoneのロック画面にしていた。しかもパッと見ではわからないように、少し遠くに写っていた。

 

私は、見栄っ張りだし年上だしヤキモチ焼くなんてカッコ悪いと思って、気にしてない振りをしていたけど、相当気にしていて。

ものすごく好きな女の子や画像は即保存する男性だったので、「もしかしたらあるかもな~」と彼のLINEのホーム画面を遡ったら、あった。即保存した。頭に猫ちゃんをのっけていた女の子の画像だった。よく『さそちゃんとは違うタイプの顔なんだよね~』確かに私の顔とは全く違う感じの細くて華奢で可愛らしい感じの女の子! という感じだった。

 

 

 

何かある度に前の彼女をしていた(『前の彼女のが細かった』『前の彼女はトラウマとかにすぐ傷つくタイプだから(いや、私だって傷つくわ)』)のだけど、私は図太いと思われいるらしくて、別に繊細と思われてなくていいのだけどそれがとても辛いというか悲しかった。

その前の彼女が良く聞いてた曲がDAOKOちゃんらしいのだ。しかも「失恋当時はDAOKOちゃんの「きみ」って曲をよく聞いてたよ~と言っていました。

 

結局その時私にも好きな人がいたので、私からお別れして悲しくなかった。なわけない。悲しいに決まってる。彼の部屋で7個も年下の彼のお腹を掴んで「やだよ~~」などと大号泣していた。

『7個も年下の男の子に、泣いて抱きついて

~』なんて言われてしまって恥ずかしくなったのでやめた。

 

 

結局、彼は浮気をそこかしこでしていたらしい。あとから聞いた話なので本当かは定かではないけれど、多分そうだと思う。そういう人だとわかってて付き合ってた気がする。

 

 

でも趣味が合って、一緒にいる時の気持ちの悪いノリとかそういうのが気が合ってて好きだったのだ。7個も年下だったけどしっかりしていて、一緒にいて楽しかったのだ。

 

 

 

私はいつもそうだ。大事にされるってなに? ってレベルで恋人から大事にされることがわからない。でも彼氏に大事にされるために生きてるんじゃなくて、私は私が可愛くいられるために頑張っていて、それに声掛けて来てくれた人を大事にしようとしたらされなかったっていう謎現象が起こってて、多分私がいけないんだと思う。

 

 

 

引きずる恋人というのはいない。その年下の元彼も今は別の彼女がいて「めちゃくちゃ可愛い女の子デートしてー!!!!」と言ってるのを見た。幸せになってほしいと思う。年賀状の名前を間違えたことでLINEが来るかな。来ないかな。まぁいいや。

パスタ屋の私だよ。

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二の腕はお歳暮のハムかな。

 

もう、それでいい。恋人はいらない。(と言って多分作る)

 

今年は泥のように年を越したいと思います。

BGM・DAOKO/きみ