さそ

文章を書くのが好きな女と30代の女がただただ書き連ねる練習広場

毎日、自分で魔法をかける

私は醜形恐怖症だった。がっつり罹患していて「自分の顔が好きじゃない」「こんな顔じゃ仕事に行けない」が理由で泣いてしまって、仕事に行けなかった時期がある。25歳ぐらいでその状態であったので、この5年でだいぶ折り合いを付けれるようになったんだと思う。自分の中で生きていくために、考え方を工夫して楽しくする努力を行動に移してきたらなんとなく自分の顔との付き合い方がわかってきたのかもしれない。

 

 

醜形恐怖症だった。と書いたけど治った訳ではないと思う。顔の状態にバラつきがあることを服薬しなくても受け入れられるようになっただけで、全然自分の毛穴がパッカー開いてるのを見つけようものなら発狂しそうになるのは健在だし。ほうれい線が憎くてしょうがない。でも発狂しても1円にもならない。それなりに心を落ち着かせて会社に行かなければ意味がないと頑張って職場に行っている。

 

 

 

なんで良くなったのかというと「日によって変わる顔のコンディションの上下の振り幅を減らす様に土台(お手入れ)を頑張るようになった」に尽きるんですけども。

とにかく保湿して、とにかく肌荒れしないようにバランスよく食事摂って、肌がきれいに見えるように保つこと。

もちろんインスタントのカップスープ持ってくこともあるけど、カット野菜入れるだけで全然違う。お通じもよくなるし。

 

それだけで、お化粧がずいぶん綺麗に映えるようになる。あと崩れ方も汚くならない。全ては土台。

 

毎日アイラインを引くときに「綺麗な真ん丸のお目目になりますように」と思いながら目尻をがくんと下に急降下させている。

 

毎日「お人形さんの様にぷるっとしたくちびるになりますように」と思いながらくちびるの形にティントリップでふちどる。

 

毎日「好きな人を見て、恥ずかしいけど嬉しくて自然と紅潮したようなほっぺになれますように」と思いながらブラシでくるくるする。

 

30歳だけど、毎日本当にやってる。

寝る前には「今日よりも明日のが可愛くなっていますように」と絶対に願って寝る。

歳を重ねると劣化するなんてことは嘘だと思う。細胞や皮膚組織が老化することはあっても人として劣化することはあり得ないと思う。むしろ深みが出ると思う。

歳を重ねれば重ねるほど、若い頃には出来なかった落ち着いた表情があるはず(いくら落ち着きのない私でも)。

毎日、自分で自分に魔法をかける。魔法は顔を洗うと取れるので、次の日にはまた新しい魔法がかけられる。

 

 

元気の無い日は元気が出るように少しラメを多く入れたり、デートの日はピンクを多く使ったり用途用途で魔法も選ぶ。

なんて楽しいんだろう……。涙が出てくる……(オーバー)(でも本当にそう思う)。

 

 

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セーラームーンちびうさが持ってるやつで目描いてる……。本当に魔法をかけてるみたいでうきうきするね。見た目が可愛いお化粧品は本当に心が潤う。

 

 寒いね。今年も終わるね。

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