バイオレンス・アクションという漫画の良さをお話しする。

寒い。死んじゃう。いつもは6時に起きてお弁当作ってからお風呂入ってお手入れしたりできるのに、冬になるともうダメ。7時半ぐらいまで顔にタオルケットはむはむさせてる。今週ずっと雨だけど、水曜日の午前中だけ腫れててともちゃんが「とりこんでやるからよこせ」と言われたので、無事に木曜の夜はふかふかのいい匂いのタオルケットにくるまって寝ることができたのです。親子ってどんなに喧嘩しても血が繋がってるから結局仲直りできるので親子サイコー！喧嘩してもいいけど、私は仲直りしたい。断絶したくない。誰に対してもだけども。

今日は相互フォロワーのお姉さん(お子さんが二人もいるのに髪の毛がお洒落でキキララが好きで可愛いものが好きな素敵な方)に「さそちゃん(さそちゃんて言われるのもすごく嬉しい)、この漫画、安野モヨコの描く女の子がカネコアツシさんの世界観でうごいてるみたいで絶対好きだと思うから読んでみて」って言われてすぐ買いに行ったんだけどもこれも凄くないですか？好きなことをいつもTwitterで書いてたらそれを覚えててくれて、しかもこれが好きならこれも好きだと思うよ！って言ってもらえるのめちゃくちゃ嬉しくないです？誰かの人生の片隅に存在してるのめちゃくちゃ嬉しくないです？めちゃくちゃ嬉しいの！！あなたの人生にフレームインガンガンしていきたいですね(？)

じゃあバイオレンス・アクションが最高に面白いからその素敵な所を書いていくね。

これはやわらかスピリッツで連載されているWEBマンガです。

yawaspi.com

こちらから読めます。現在3巻まで出ています。

①主人公の女の子が可愛いのにめちゃくちゃ強い。

ショートカットでスタイル抜群。お目目くりくりでお胸がふくよか！それなのに殺し屋やっててとても強い。ページの中でケイちゃん(主人公の女の子)が踊るかのように戦えば、敵がバンバン死んでく。それで、ちょっと天然でふわふわしてる。可愛いのに強い。あとここが重要なんだけどね、ケイちゃんは人はバンバン殺すけどとても慈悲深いの。人のバックボーンを考えてる。愛が深いのが伝わってきます。人としての芯がブレてないって言うんでしょうか。強くて可愛くてそれでいて愛が深いの。神よ……。

②設定が過酷＆悲惨＆バイオレンス

人がバンバン死んで、普通にヤクザの人がなんかした人たちをカプセルホテルみたいな所に閉じ込めて1日1回薬をその部屋窓(すっごい小さい)ところからスプーンでいれるだけ。その人達は生活保護を受けてることになっててそのお金をヤクザが搾取してる。はてさて？なにこれ？ここは日本かな？しかもそこに乗り込む異常者＋異常者に殺戮モンスターとして仕立てあげられた人間ふたり。これが敵とかなんなの。ゆるふわガールがでてくるのに血がばっしゃばっしゃ飛ぶ。しかも、殺され方がエグい。あとバッドエンドとか後味の悪い終わり方するので、全く綺麗ごとで片付けててなくて良い。私はいわゆる綺麗ごとを唱えていきたいのですが、綺麗ごとだけでは済まない事もとても多いので、真実や「悲惨なことやどうにもならないことも起きる」ということをちゃんと描く漫画や物語が好きです。だっていいことばかりじゃないもん。

③主人公のケイちゃんは日々の楽しみに希望を持って生きている。

上記の二点を踏まえて「全然ゆるふわじゃないじゃん」と思いの方。確かに、ストーリー自体は壮絶です。物語の途中で目を覆いたくなるような描写も多いです。でも読んだ後にどこか気持ちに光が差すのは、主人公のケイちゃんが全然殺し屋っぽくなく、日商簿記2級取得を目標に勉強してたり、猫やプランターなどの小さい喜びを楽しみに日々を重ねて生きています。全然殺し屋っぽく無い。バイト(殺し屋)の時以外のケイちゃんはひたむきに毎日を生きる女の子な所が本当に好きです。バイトの時に非人道的な環境や事態に陥っても、ケイちゃんは自分の正義を信念に行動して屈しません。殺し屋ではありますが、人間としてちゃんと信念を持って日々を生きています。これがあるからどんな状況でも希望が差してくる。嘘をついた人にもやさしい。簡単に見捨てたりしない。大きな広い心を持っているんです。

大森靖子ちゃんも「ハンドメイドホーム」という曲の歌詞でこういう歌詞があります。