さそ

文章を書くのが好きな女と30代の女がただただ書き連ねる練習広場

塾に通っていた時の話

思い出したから。私が本好きになったきっかけがあって、それはまぁともちゃん(母)が本だけはたくさん買ってくれてて、いや一人っ子なんで大体のものは買い与えられたからこんなわがまま放題な感じになったんですけど。

 

ともちゃんともう一人、中学受験の時に通ってた塾の先生が凄く本は素敵だって教えてくれたんです。

その塾は、塾長先生のお家を改装して一階と地下が塾になってる感じの塾です。

あっ、塾長が面白かったんだった。塾長先生は息子を算数と理科の先生にしてるわけなんですけど、この塾長先生は常に頭に合格ってハチマキ巻いてるんですよ。意味わかんないでしょ。常に。塾にいる間は常に。それで、カミナリに打たれて全身シミだらけなの。カミナリに打たれて生きてんの。ヤバイ。マジウケる。何なのあのひと本当に。あといつもコーヒーくさいアニマル浜口さんみたいにめっちゃ笑う人で楽しかったです。

 

話戻しますね。

二人の先生がいたんです。

 

 

○松岡先生(国語・社会担当)

この先生が最高オブ最高。松たか子が大好きで、なんかあるたび『松たか子が家で味噌汁を作っていて欲しい』って言うんですよ。

文章問題を解いてると『これは、灰谷健次郎さんの兎の眼っていう本で先生大好きなんだ』とか言って、授業中断しちゃう感じの先生。サイコー。顔がギズモに似てて可愛い。

その先生が言ってくれた事があって

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 星新一も、しろばんばも、大人はわかってくれないも、さくらももこのエッセイも、トロッコも、今も大事に本棚にあります。またよみかえします。大切なことを教えてくれてありがとうございます。本当に本当に繰り返し言っていきたい、やっていきたい、大事なことだと私は思っています。

 

 

○野田先生(算数・理科担当)

福山雅治似のイケメン。だけどまぁ神経質で、注意する時、顔真っ赤にして怒り出してて嫌いです~~。となってました。

そうすると、当たり前のように国語と社会は(偏差値で言えば70ぐらい)で成績爆上がりしてて、算数と理科が偏差値28とかのレベルでこれはもう、ちゃんとやって。って話になって三ヵ月前ぐらいから真剣にやり出したら、あら不思議。野田先生はやる気の子にはとてもていねいに教えてくださる超いい先生だったのです。(多分最初から)

志望校は無事合格して、入学直後からいじめ倒されるんですけど、高一の夏に塾のみんなで同窓会しよう! みたいな連絡来てウーウーと思ったんですけど、せっかくだし……夏だし行くかって行ったんですよね。

そしたら野田先生が来てて。嘘つくのもあれだから『5月ぐらいから休学してて、担任の先生には大検だけは受験してねって言われてます……』って言って(怒られるかの……)って思ってたら「そんな事あったのに良くやめなかったね。長い人生色々あるよ。今はそういう時期なのかもしれないね。 さそさん、随分落ち着いて大人になったね」って言ってもらってその場は『いやー、15なんで早く20になりたいです』とか言って濁したけど、帰り道生暖かい夜道を歩きながら思い出してうるっとしました。

 

 

 

夏になると思い出します。

二人共元気かな。

 

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終わりますね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

BGM・A-chaaaaaaaaaan !!!! MIX2012AW/junken